申し送りは、利用者の状態や注意事項を次の担当者へ引き継ぐ重要な業務です。口頭・書面・電子記録など、施設ごとに形式が異なります。
本記事は申し送りの進め方と確認手順に特化します。看護・リハ・相談員との連携全体は多職種連携記事、記録負担の整理は記録帳票記事を参照してください。
申し送りの内容・タイミング・記録の進め方が本記事の範囲です。多職種連携の全体は多職種連携記事を参照してください。
あわせて確認:介護の夜勤・介護のシフト・年末年始・お盆の勤務
申し送りで伝える基本項目
バイタルの変化、食事・水分・排泄の状況、体調・訴え、転倒・徘徊などのリスク、家族からの連絡事項、翌勤務で注意すべき点などが主な項目です。
緊急度の高い情報と、経過観察の情報を分けて伝えると、受け手が優先順位をつけやすくなります。
口頭と記録の使い分け
口頭申し送りは即時性に優れますが、聞き漏れが起きやすい面もあります。重要事項は記録にも残し、口頭で補足する形が多い施設です。
電子カルテや介護記録システムに申し送り欄がある場合、入力ルール(いつまでに・誰が)をチームで共有しておきましょう。
- 申し送りの定例時刻
- 口頭・書面・電子の併用ルール
- 必須項目のチェック表
- 緊急時の連絡先
時間が足りないときの工夫
申し送りが長くなりがちなときは、全員分を一度に話すのではなく、リスクの高い利用者から順に伝える、変化のあった方に絞るなど、優先順位を決めてください。
日勤と夜勤で申し送りの型が異なると混乱しやすいです。帯ごとのテンプレートを揃えると短時間で済む場合があります。
| 情報の種類 | 伝え方の例 | 記録の要否 |
|---|---|---|
| 体調急変 | 口頭+即時記録 | 必須 |
| 食事量の変化 | 申し送り帳・電子 | 推奨 |
| 日常の安定 | 変化時のみ詳述 | 状況による |
受け手側の確認
申し送りを受ける側は、不明点をその場で質問し、記録と照合する習慣をつけましょう。後から「聞いていない」となると、ケアの連続性に影響します。
引き継ぎが途中で中断されやすい環境(同時多発のコール等)では、申し送りの時間帯を短く確保する運用をチームで検討してください。
施設での改善相談
申し送りに毎回終業時刻を超える時間がかかる場合は、記録の型・担当分担・人員配置のどこに課題があるか、上司と整理して相談しましょう。
申し送りは勤務時間内に行う業務です。終業後に残り続ける場合は、サービス残業記事の観点も参考にしてください。
まとめ・次のステップ
申し送りは緊急度の高い情報を優先し、口頭と記録を併用して抜け漏れを防いでください。
時間が足りない場合は型の統一と優先順位の共有をチームで試し、続く場合は体制改善を相談してください。
参考情報
ジョブエッジ介護ジャーナル
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