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1級土木施工管理技士とは?受検資格・試験・役割と転職での価値

1級土木施工管理技士と技士補の違い、令和6年度以降の受検資格、第一次・第二次検定の構成、建設業法上の監理技術者との関係、転職で評価されるポイントを一次情報ベースで整理。有資格・経験者向け。

更新日:2026年8月10日対象:施工管理の有資格経験者執筆・編集:ジョブエッジ施工管理編集部
1級土木施工管理技士とは?

1級土木施工管理技士は、道路・河川・トンネル・ダムなど土木一式工事の施工管理を担う国家資格です。建設業法に基づく「土木施工管理技術検定」の第二次検定に合格すると取得でき、第一次検定に合格した時点では1級土木施工管理技士補という称号が付きます。

令和6年度(2024年度)からは、第一次検定の受検資格が大きく変わり、試験実施年度末時点で19歳以上であれば学歴・実務経験を問わず受検できるようになりました。一方、第二次検定には実務経験等の要件があり、監理技術者・監理技術者補佐への配置は、合格とは別に会社の判断や講習・経験が関わります。

本記事では、制度の全体像・受検資格・試験構成・建設業法上の役割・転職での評価ポイントを、国土交通省と一般財団法人全国建設研修センターの情報を軸に整理します。

1級土木施工管理技士とは?国家資格の位置づけ

1級土木施工管理技士は、土木工事の工程・品質・安全・原価などの管理を、設計図書に基づいて適正に行える技術者であることを示す国家資格です。建設業法第27条に基づく土木施工管理技術検定の1級第二次検定合格者に与えられます。

全国建設研修センターが実施する国家試験

土木分野は全国建設研修センターが国土交通大臣の指定を受けて実施しています。建築施工管理技術検定は建設業振興基金が実施し、申請・問い合わせ先も別です。1級土木の最新情報は1級土木施工管理技術検定のご案内で確認してください。

1級土木施工管理技士補との違い

検定の区分 合格時の称号 ざっくりした意味
第一次検定合格 1級土木施工管理技士補 基礎知識・応用能力を有する国家資格
第二次検定合格 1級土木施工管理技士 監理技術者に必要な知識・能力を有する国家資格

令和3年の制度再編で、第一次合格時点で技士補という正式な国家資格が付与されます。

取得の流れ

  1. 第一次検定に合格 → 1級土木施工管理技士補
  2. 受検資格を満たして第二次検定に合格 → 1級土木施工管理技士

第一次検定合格=技士補

技士補は、主任技術者の資格要件など追加条件を満たす場合、監理技術者補佐として配置され得ます。履歴書・職務経歴書に記載できる正式な称号です。

第二次検定合格=技士

1級土木施工管理技士は、対応する建設業の種類について、監理技術者の資格要件を満たし得る国家資格です。ただし、合格後すぐに監理技術者として現場を任されるとは限りません。講習、会社の配置判断、工事規模・契約形態、実務経験などが関わります。

受検資格は?令和6年度以降の要件

令和6年度から新受検資格が適用されています(国土交通省)。令和10年度までは旧受検資格による第二次検定も経過措置として可能です。

第一次検定

学歴・職種・実務経験は問われません。2級第一次は従来どおり17歳以上です。

第二次検定

主なルートは次のいずれかです(国交省リーフレットJCTC案内)。

区分 要件の概要
1-1 1級第一次合格後、実務経験5年以上
1-2 合格後、特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
1-3 合格後、監理技術者補佐としての実務経験1年以上

2級第二次合格者で、かつ1級第一次合格者のルート、技術士第二次試験合格者向けのルートもあります。金額基準や証明方法は受検の手引で確認してください。

経過措置

令和6年度から令和10年度は、従来の学歴・実務経験に基づく旧受検資格も選べます。申請方法や実務経験証明は区分により異なるため、受検の手引で比較してください。

試験の構成と合格の意味

第一次検定の科目

分野 問われる内容 形式
土木工学等 土木・電気・機械・建築の基礎、設計図書 四肢択一
施工管理法 工程・品質・安全、応用能力 四肢・五肢択一
法規 建設工事の施工に必要な法令 四肢択一

合格基準は全体60%以上、かつ施工管理法(応用能力)も60%以上です。受検年度の手引を確認してください。

第二次検定の科目

分野 問われる内容 形式
施工管理法(知識) 監理技術者としての施工管理知識 記述式を含む
施工管理法(能力) 施工計画、土質試験・材料強度の判断 記述式

合格基準は得点60%以上です。日程・手数料は最新年度の公式案内を確認してください。

建設業法上、どんな役割を担えるか

役割 位置づけ 1級土木との関係
主任技術者 監理技術者を置く場合を除いて配置 2級等が要件を満たし得る。1級も可能
監理技術者 特定建設業の大規模工事で設置 1級土木施工管理技士等が対象
監理技術者補佐 監理技術者の兼務等で専任配置 1級土木施工管理技士補等が対象

令和7年2月の改正では金額基準が見直されています(監理技術者制度運用マニュアル改正資料)。

合格と配置は別問題

資格は入場券に近く、どの工事を・どの役割で・何年担当したかが実質的な評価につながります。

転職市場でどう評価されるか

求人で見られるポイント

2級との違い

比較 1級土木 2級土木
主な法的役割 監理技術者の資格要件を満たし得る 主任技術者の資格要件を満たし得る
求人で確認する点 監理技術者経験、工事規模・工種 主任技術者経験、工事規模・工種
第一次のみ 1級技士補 2級技士補

まとめ

1級土木施工管理技士は、第二次検定合格で得る国家資格です。第一次合格で得られる1級土木施工管理技士補も正式な国家資格です。第一次検定は19歳以上で受検できますが、第二次検定と監理技術者配置には実務経験・講習・会社判断が必要です。

受検を検討する方は、全国建設研修センターの1級土木案内国交省リーフレットで最新要件を確認してください。

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