本文へスキップ
ジョブエッジ看護
年収の記事へ
年収

看護師の年収は平均いくら?内訳と比較方法を一次情報で解説

看護師の平均年収を、厚生労働省と日本看護協会の一次情報で解説。額面と手取りの違い、夜勤手当・賞与を含む内訳、転職時に年収条件を比較する確認ポイントまでわかります。

対象:看護師・准看護師の有資格者執筆・編集:ジョブエッジ看護編集部
看護師の年収は平均いくら?内訳と比較方法を一次情報で解説

看護師の平均年収を、厚生労働省と日本看護協会の一次情報で解説。額面と手取りの違い、夜勤手当・賞与を含む内訳、転職時に年収条件を比較する確認ポイントまでわかります。

このテーマの記事を読む順番

次の記事を順に読むと、このテーマの条件を整理しやすくなります。

  1. 看護師の年収は平均いくら?内訳と比較方法を一次情報で解説(この記事)
  2. 看護師の基本給の見方
  3. 看護師の給与明細の見方
  4. 看護師の手取りの考え方
  5. 看護師のボーナス(賞与)の見方
  6. 年収の記事一覧

看護師の平均年収は約520万円台、ただし「額面の平均値」として読む

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和6年、一般労働者・職種)では、看護師の「きまって支給する現金給与額」は月363.5千円、「年間賞与その他特別給与額」は835.0千円です。 この2つから年収換算すると、約5,197千円(約519.7万円)になります。

年収換算の式は次のとおりです。

  • 年収(額面)= きまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額

ここで重要なのは、この数字が手取りではなく額面の統計値だという点です。 また、対象は「企業規模10人以上」の一般労働者で、あなた個人の雇用条件を直接示す値ではありません。

年収差を生む内訳は「基本給・夜勤・賞与・勤務条件」

同じ看護師でも、年収は勤務先や働き方で大きく変わります。差が出やすい項目は次の4つです。

  1. 基本給
  2. 夜勤手当
  3. 賞与の算定ルール
  4. 時間外や各種手当の設計

日本看護協会の2024年度調査(病院調査)では、勤続10年・31〜32歳・非管理職看護師の平均として、基本給月額252,450円、税込給与総額339,979円が示されています。 同じ調査内でも「基本給」と「税込給与総額」は別指標で、後者には通勤・住宅・家族・夜勤などの手当が含まれます。

さらに2025年病院看護実態調査では、夜勤手当(1回あたり)の平均が、三交代制準夜勤4,300円、深夜勤5,211円、二交代制夜勤11,470円でした。 夜勤回数と夜勤形態が違えば、年収差が広がりやすいことが分かります。

「平均年収」と「手取り」は別物。手取りを考えるときの注意点

平均年収の数字だけで、手取り額を正確に決めることはできません。 理由は、手取りが次の要素で変わるためです。

  • 社会保険料率
  • 所得税・住民税
  • 扶養の有無
  • 居住地
  • 各月の残業・夜勤実績

つまり、平均年収は「相場の目安」、手取りは「個別条件で変わる実額」と分けて考える必要があります。 比較するときは、次の条件をそろえると判断しやすくなります。

  • 夜勤回数の想定(例:月4回か月8回か)
  • 賞与の算定基礎(基本給連動か、固定額か)
  • 時間外手当の見込み方
  • 住宅・家族など固定手当の有無

転職前に年収を比較するときの実務チェックリスト

「提示年収が高く見えたのに、入職後に想定より低かった」を防ぐには、確認の順番が大切です。 次の3段階で見ていくと、比較の精度が上がります。

1. 求人票で確認する項目

  • 基本給のレンジ
  • 想定年収に含まれる手当の内訳
  • 夜勤の回数前提(何回で試算しているか)
  • 賞与の支給実績・算定基準

2. 見学・面接で確認する項目

  • 実際の夜勤体制(二交代/三交代、夜勤時間)
  • 夜勤手当と深夜割増の扱い
  • 病棟・部署ごとの残業実態
  • 入職後の配属で給与条件が変わる可能性

3. 労働条件通知書で最終確認する項目

  • 基本給・諸手当・固定残業の明細
  • 賞与規定(支給時期、査定、在籍要件)
  • 試用期間中の賃金条件
  • 夜勤・交代制勤務に関する記載

この順序で確認すると、平均年収の情報を「自分の条件」に変換しやすくなります。

年収だけで決めないために、継続可能性も同時に見る

年収比較は重要ですが、数字だけで決めるとミスマッチを起こしやすくなります。 日本看護協会の2025年病院看護実態調査では、正規雇用看護職員の離職率11.0%、新卒採用者離職率8.4%という結果も示されています。

離職率は年収だけで決まるものではありませんが、次の観点を同時に見る材料にはなります。

  • 夜勤の負担が継続できるか
  • 教育体制や相談しやすさがあるか
  • 業務量に対して処遇が見合っているか

年収は「高いか低いか」だけでなく、続けられる条件かどうかまで含めて判断するのが、納得しやすい選び方です。

最後に、年収テーマをまとめて確認したい方は、年収の記事一覧 をご覧ください。 手取り・夜勤手当・給与明細の見方など、比較に必要な論点を整理しています。

よくある質問

平均年収は手取りの数字ですか?

手取りではなく額面の統計値です。社会保険料や税、扶養、夜勤実績で実額は変わります。手取りの見方 と分けて読んでください。

他施設と比較するとき、何を揃えればよいですか?

夜勤回数の前提、賞与の算定基礎、固定手当の有無を揃えてください。想定年収だけ並べると、内訳の違う数字を比較してしまいます。

統計の平均は自分の提示年収の根拠になりますか?

相場の目安にはなりますが、個人の契約条件ではありません。最終的には求人票と労働条件通知書の内訳で判断してください。

参考情報

補足:具体数値・制度内容は公開時点の情報です。最新の一次情報で再確認してください。

求人・条件を比較するときの確認ポイント

条件を比較するときは、次のポイントを押さえると判断しやすくなります。

ジョブエッジ看護ジャーナル

条件は、記事のチェックリストで先に整理できます

求人票や面接で確認する観点を、テーマ別の記事から探せます。登録フォームはまだ公開していません。

年収の記事一覧へ 年収の記事一覧へ