「研修あり」と求人に書いてあっても、社内OJT、届出機関による継続的研修、店舗管理者向けの追加的研修は別物です。本記事は、登録販売者が毎年度受ける継続的研修と、管理者要件に関わる追加的研修を見分ける確認手順です。
一般的な新人研修の進め方は、研修の確認ガイドを参照してください。
この記事の結論
- 薬局開設者・店舗販売業者等は、従事する登録販売者に、厚生労働大臣へ届出を行った研修実施機関の研修(継続的研修)を毎年度受講させる必要がある、と施行規則で整理されている。
- 継続的研修は、会社の朝礼や商品勉強会だけでは足りないことが多い。実施機関名・受講証明の保管を確認する。
- 従事期間1年以上で店舗管理者を目指す経路では、継続的研修に加えて追加的研修の修了が要件になる。
研修の種類を分ける
| 種類 | だれが実施するか | 何のためか | 求人で確認すること |
|---|---|---|---|
| 社内研修・OJT | 勤務先 | 売場・レジ・接客の実務 | 期間、単独販売の開始目安、研修中の時給 |
| 継続的研修 | 届出を行った研修実施機関 | 毎年度の知識更新 | 費用負担、勤務時間内か、受講証明の名義 |
| 追加的研修 | 届出機関(管理・法令遵守) | 一定の経路で店舗管理者等になるため | 修了の要否、対象者、費用 |
医薬総発0319第1号(令和8年3月19日)は、一般用医薬品販売業者等に対し、薬剤師・登録販売者・一般従事者への研修実施義務と、登録販売者への継続的研修の毎年度受講を改めて示しています。外部の機関が実施する研修を適切に実施する、という留意も書かれています。
「外部研修」という求人表現は、継続的研修を指すことも、メーカー勉強会を指すこともあります。面接では実施機関が届出済みかどうか、修了証が残るかを聞いてください。
店舗管理者との接続
過去5年間のうち従事期間1年以上で店舗管理者になろうとする場合、継続的研修に加えて、店舗または区域の管理と法令遵守についての追加的研修の修了が必要、と制度の取扱いで整理されています。すでに従事期間2年以上の経路や、過去の管理者経験がある経路とは分かれます。
自分の経路がどれかを決め打ちせず、店舗管理者の要件とセットで、受講履歴を年単位でメモしてください。
応募前チェックリスト
- 継続的研修の実施機関名と、毎年度の受講実績の保管方法を確認した
- 受講費用と、勤務時間として扱われるかを確認した
- 社内OJTと継続的研修を別項目で聞いた
- 管理者候補の場合、追加的研修の要否を確認した
- 修了証の名義が本人になっているかを確認した
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参考情報
- 厚生労働省|登録販売者制度の取扱い等について(薬生発0331第16号)
- 厚生労働省|研修の取扱い及び留意事項について(医薬総発0319第1号)
- 届出研修実施機関の一覧は、応募時点の厚生労働省公開情報で再確認してください。
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