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施工管理の履歴書の書き方
有資格・経験者向けの記載ルールと3書類の役割分担

履歴書の目的、厚労省様式に沿った写真・連絡先・職歴・資格欄の書き方、施工管理技士の正式名称、職務経歴書・志望動機との棲み分け、3書類の整合チェックを解説。架空の記載例は使わず、公的ガイダンスに基づく手順をまとめました。

更新日:2026年8月17日対象:施工管理の有資格・経験者執筆・編集:ジョブエッジ施工管理編集部
施工管理の履歴書正確な書き方|資格名・経歴・日付を確認

施工管理の転職で履歴書を書くとき、有資格・経験者ほど「資格名と取得年月をどう書くか」「職歴にどこまで書くか」「工事の実績は履歴書に書くのか」で迷うことがあります。

結論から言うと、履歴書は学歴・職歴・資格・連絡先などの基本事実を正確に記録する書類です。工事の規模や体制、品質・安全の取り組みといった詳細は職務経歴書へ、なぜその会社を志望するかは志望動機へ回してください。本記事では、厚生労働省・ハローワークの公的ガイダンスを基本に、施工管理の有資格・経験者向けの記載ルールと3書類の整合チェックを整理します。架空の人物・資格を使った記載例は掲載しません。

施工管理の履歴書で伝えるべきこと

履歴書は、これまでの経歴を正確に記載し、応募先企業に伝えるための書類です。ハローワークの「応募書類の作り方」では、履歴書は学歴や職歴、免許・資格などの記載内容が重要であり、誤字脱字やルールに則らない作成は採用担当者に悪い印象を与えるとされています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」パンフレット)。

施工管理の転職では、履歴書の役割を次のように捉えると書きやすくなります。

履歴書・職務経歴書・志望動機の役割分担

応募書類は、それぞれ役割が異なります。混同すると、履歴書に工事の詳細を詰め込んだり、志望動機が職歴の写しになったりします。

書類主に伝えること施工管理で履歴書に書くこと本記事/別記事での扱い
履歴書基本情報・経歴の正確な記録会社名、在籍期間、最終役職、資格の正式名称と取得年月本記事の主題
職務経歴書実務内容・実績の詳述工事種別・規模、担当範囲、協力会社体制、工程・品質・安全の取り組み、成果別記事で詳述施工管理の職務経歴書
志望動機応募理由・将来の貢献なぜこの業態・会社か、入社後に活かしたい経験の方向性別記事で詳述施工管理の志望動機

職務経歴書では「何をしてきたか」を証拠として示し、志望動機では「だから何をしたいか」を語ります。本記事では履歴書の事実記載に集中してください。工事の詳細な書き方は職務経歴書の記事、志望理由の型は志望動機の記事を参照してください。

ハローワークのガイドでも、応募書類として職務経歴書の提出を求める求人が多くなっており、採用担当者はまず履歴書を見るとされています(出典:同上)。履歴書で事実の正確さを示し、職務経歴書で実務の深さを補う、という分担が基本です。

厚労省様式をベースにした基本ルール

履歴書に唯一の正解様式はありません。応募先の指定があればそれに従い、指定がなければ厚生労働省履歴書様式例やハローワークのパンフレットを参考にするのが無難です。

厚生労働省が2021年4月に公表した履歴書様式例では、公正な採用選考の観点から、従来のJIS様式と次の点が異なります(出典:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」)。

学校名・企業名・資格名などの固有名詞は、正式な名称・表示で記載します(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。「(株)」の省略や、資格の俗称だけの記載は避けてください。

写真欄の扱い

厚生労働省履歴書様式例では、写真欄に「写真をはる必要がある場合」と注記されています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。提出先が写真の添付を求めていなければ、必ずしも貼る必要はありません。貼る場合は、公的ガイダンスが示す次の条件に沿います。

項目公的ガイダンスの内容
サイズ縦36〜40mm × 横24〜30mm
構図本人単身、胸から上、無背景・無帽
貼り方裏面のりづけ。裏面に氏名を記載
表情・品質自然な表情。鮮明に写っていること

スナップ写真は不可とされています。写真館や自動撮影機の利用が想定されています。面接では提出した履歴書(職務経歴書を提出する場合は職務経歴書も含む)に基づいて質問されるため、コピーを残しておくと整合確認に役立ちます(出典:同上)。

住所・電話・連絡先の書き方

連絡先の記載は、採用担当者が面接調整などで連絡を取るための基本情報です。公的ガイダンスでは、次の点が示されています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。

現住所・電話

連絡先欄(現住所以外)

施工管理の転職では在職中の応募が多いため、勤務先の電話番号を履歴書に書かない点に注意してください。連絡が取りにくい時間帯がある場合は、本人希望記入欄などで折り返し連絡の旨を簡潔に書く方法があります(出典:同上)。

職歴欄の書き方|経験者向けの記載のコツ

職歴は、履歴書の中でも施工管理の経験者にとって重要な欄です。ハローワークのガイドでは、職歴は勤務先への入社および退社の経歴を古い順に記載することが基本とされています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。

職務経歴書を提出する場合としない場合の違い

職歴欄にどこまで書くかは、職務経歴書の有無で変わります。

状況履歴書の職歴欄に書くこと詳細の記載先
職務経歴書を提出する入社・退社(または退職)の年月、会社の正式名称、最終役職・配属部門を1行程度事業内容・工事の詳細・成果は職務経歴書
職務経歴書を提出しない上記に加え、事業内容・従業員数・所属部署・職務内容を付記する方法もある履歴書内で簡潔にまとめる

施工管理の転職では、職務経歴書の提出を求められることが多いため、履歴書の職歴欄は事実の骨格に絞るのが実務的です。例えば「株式会社○○ 入社」「施工管理部 現場代理人として配属」「一身上の都合により退社」のように、期間・会社・役職が一目で分かる程度にとどめ、工事の規模や協力会社の人数は職務経歴書で書いてください。

ポイント:履歴書の職歴欄に最終役職(現場代理人、工事部長代理など)を1行添えておくと、職務経歴書のプロジェクト記載と整合が取りやすくなります。

在職中・退職予定の書き方

在職中の場合、職歴の最後の行に次のような表現が使われます(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」記載例)。

退職理由を書く場合は、「一身上の都合により退社」「会社都合により退社」など簡潔に記載します。前向きな理由を詳しく書きたい場合は、志望動機・アピールポイント欄で扱うのが一般的です(出典:同上)。

その他のルール:

免許・資格欄の書き方|施工管理技士の正式名称と取得年月

施工管理の有資格者にとって、資格欄は履歴書の中でも特に重要です。ハローワークのガイドでは、免許・資格は「○○免許 取得」「○○検定 合格」のように記載することが基本とされています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。

記載の順番は、古い順にする方法と、応募先に対するアピール力の高い順にする方法があります。多数の資格がある場合は、応募先の職務に関係するものを選んで記載することが勧められています(出典:同上)。

施工管理技士の正式名称一覧

施工管理技士は、建設業法に基づく技術検定の合格者に付与される国家資格です。履歴書では、工種と級を含めた正式名称で書いてください。「施工管理技士」だけでは、どの工種・級か特定できません(出典:一般財団法人建設業振興基金)。

工種1級(技士)2級(技士)
建築1級建築施工管理技士2級建築施工管理技士
土木1級土木施工管理技士2級土木施工管理技士
電気工事1級電気工事施工管理技士2級電気工事施工管理技士
電気通信工事1級電気通信工事施工管理技士2級電気通信工事施工管理技士
管工事1級管工事施工管理技士2級管工事施工管理技士

記載例の形式(ご自身の取得年月に置き換えてください):

和暦・西暦は、学歴・職歴欄の表記と揃えてください。

技士補・勉強中・1次合格のみの書き方

令和3年度試験以降、第一次検定に合格すると「技士補」の称号が付与されます。第二次検定に合格すると「技士」となります(出典:建設業振興基金)。

状態履歴書での記載例(形式)
第一次検定合格(技士補)令和○年○月 1級建築施工管理技士補 取得
第二次検定合格(技士)令和○年○月 1級建築施工管理技士 取得
勉強中・1次合格のみ1級土木施工管理技術検定第一次検定 合格(第二次検定受験予定) など

ハローワークのガイドでは、既に失効したもの、勉強中のもの、1次試験のみ合格・2次試験待機中などでも、その旨を明示の上で記載すると意欲や能力のアピールになるとされています(出典:ハローワーク「応募書類の作り方」)。

普通自動車第一種運転免許、玉掛け、職長・安全衛生責任者教育の受講など、応募先に関連する資格・免許があれば、正式名称で併記してください。

詳細な工事実績は職務経歴書へ回す

履歴書に書くべきことと、職務経歴書に回すべきことを混同しやすいのが、施工管理特有の「工事の中身」です。

内容履歴書職務経歴書
会社名・在籍期間○(重複可。期間は一致させる)
最終役職・配属部門○(1行程度)
工事種別(建築・土木・設備など)△(職務経歴書提出時は省略可)
工事規模(金額・延床・工期)×
協力会社の工種・人数×
工程・原価・品質・安全の担当範囲×
具体的な成果(無事故竣工、工期短縮など)×

履歴書の職歴欄に工事の詳細を詰め込むと、読みにくくなるうえ、職務経歴書の存在意義が薄れます。逆に、履歴書に会社名と期間だけ書いて職務経歴書に詳細を書く、という分担が一般的です。

職務経歴書の書き方(採用担当が見るポイント、構成テンプレート、守秘上の注意)は、別記事「施工管理の職務経歴書の書き方」で扱っています。履歴書を仕上げたら、次のステップとして職務経歴書の作成に進んでください。

3書類の整合性チェック

履歴書・職務経歴書・志望動機は、別々に書いても、内容が矛盾していると書類選考で不利になります。提出前に、次の項目が3書類で一致しているか確認してください。

期間・会社・役職

資格

志望動機との接続

面接整合

志望動機の書き方・面接との一貫性については、別記事「施工管理の志望動機の書き方」を参照してください。

提出前チェックリスト

提出直前に、次を確認してください。

事実・正確性

施工管理としての資格欄

体裁・公的ルール

3書類・個人情報

履歴書の添削・応募書類の相談にエージェントを使う

履歴書は、書き終えた時点で完成ではありません。職務経歴書・志望動機とセットで整合を取り、応募先ごとに強調する資格や経歴を調整する必要があります。一人で判断が難しい場合は、施工管理に特化した転職エージェントに、書類の添削や応募先とのすり合わせを相談する方法があります。

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履歴書と職務経歴書・志望動機をそろえ、選考対策まで含めて相談したい方は、まず情報収集から始めてみてください。

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